KURARA IN TANZANIA FOR WFP
August.27,2012
【写真劇場】タンザニアの小学校で子供たちと交流する知花(ちばな)くららさん。「学校給食支援の重要性を再確認しました」=4月27日、タンザニア・ロンギド県。(C)Mayumi.R
モデルやテレビリポーターなどで活躍する知花くららさん(30)がアフリカ・タンザニアを訪れ、飢餓に苦しむ世界の子供たちに学校給食を支援する国連 WFP(世界食糧計画)の支援活動を視察した。WFPのオフィシャルサポーターでもある知花さんは「学校給食が子供たちのより明るい将来につながってい く」と活動への支援を呼びかけている。
知花さんが訪れたのはタンザニア東部のロンギド県で、主に牧畜をして暮らすマサイ族の集落。彼らの住居にも招待され、「子供たちと交流する時間を多く持つことができた」という。
小学校を訪問したり、マサイのファミリーに溶け込む中で痛感したのが、学校給食の必要性だった。ロンギド県では3年連続して干魃(かんばつ)が続き、水や食糧不足の問題が深刻化。飢餓や貧困に苦しむ地域では、多くの子供たちが学校で学ぶことをあきらめて家事の担い手とならざるを得ない。生きるために子供たちの教育が二の次になっているという厳しい現実がある。
そうした地域の子供たちに就学の機会を与えようというのが、国連WFPの学校給食プログラム。現在、タンザニア国内の小学校1167校の計約65万人の生徒を対象に1日2回、給食を支援している。
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