(original version in English here)

今夜、九州出身の26歳、板井麻衣子が82人の出場者と共にミス・ユニバース2010の栄冠に輝くために競う。ミス・ユニバース・ジャパンの創立者であり、日本のナショナル・ディレクターのイネス・リグロン氏の指導の下、板井は無名の公務員から日本が世界に誇る美人へと変貌を遂げた。

リグロン氏はどのようにして日本にミス・ユニバースの栄冠を1度、準優勝2度などの成功をもたらしたのだろうか？一般人が応用できるようなリグロン氏氏のテクニック、または真のビューティーへの秘訣とはどういったものなのだろうか？

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CNNGo：何が日本人女性を美しくするのでしょうか？

リグロン氏：私は上品さと賢さを持ち合わせた女性を見た時に、その人が美しくて輝いていると感じます。だから第一に、家族が築き上げたその人の基盤が重要になり、同じく教育も美しくなるための重要な要素となります。

私は一般的に日本人女性が好きです。なぜなら、彼女達は一見自信や自我が無く、自己分析や自己アピールが下手のように見えますが、私が少し彼女達を指導すると、瞬く間に輝き出すのです。

日本には女性に他人の目を必要以上に気にさせる多くの固定観念があります。私は彼女達に精神的に自由になり、自分を出し、自分がなれる最高の自分になるように教えます。それと同時に日本社会で大きな価値で持つ礼儀正しさと謙虚さを大事にすることを教えます。礼儀正しさと謙虚さは大事ですが、内気になるという意味ではありません。

日本ではあまり褒めることをしないので、私は日ごろから彼女達を勇気づけ、褒めます。褒めることにより女性の自信が高まり、女性をより魅力的にします。自信がつけば、日本を含め世界的に魅力のポイントとなる立ち振る舞いがきれいになります。

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CNNGo：あなたは以前のインタビューの中で、あなたのご主人と恋愛することであなたがきれいになると語っています。恋愛は本当に女性を美しくするのでしょうか？

リグロン氏：主人と恋愛することで私のホルモンのバランスが取れ、肌や髪がきれいになります。心もきれいになり、体も色っぽくなると感じます。

モデルやミス・ユニバース出場者が恋に落ちた瞬間、彼女達はたちまち、より魅力的に、活動的に、官能的になることをよく目にします。ボディーランゲージも慎ましくなり、女性らしさを引き立てます。私が彼女達に「恋してるの？」って聞くと彼女達は決まって「はい、どうしてわかったんですか？」と答えます。

もしくは、こういったことは、彼女達が注目を浴びることを楽しみ始め、女性が褒められた時に目にすることがあります。大事なのは見られたり、尊敬されたり、時にはいい意味で妬まれたりすることです。

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CNNGo：あなたのミス・ユニバース・ジャパンでの経験上、何か特別なヘアメイクや化粧の秘訣はありますか？

リグロン氏：私は長くストレートな髪を濃いチョコレートトーンで染めた日本人女性が好きです。動く髪が好きです。一般的にパーマがかった髪は、ボリュームが多く華やかに見えない限り好きではありません。ウィッグも髪でいろいろ遊ぶことができるから好きですね。ウィッグを着ければ見た目がすごく変わるし、時には人を驚かすこともいいことだと思っています。

しばしば私はミス・ユニバース・ジャパンにリハーサル用にスタイリッシュなウィッグを送っています。自分のスタイルを変えるのが簡単だし、楽しいことですからね。実際に自分用にもロング、ショート、ダークなど、いくつかウィッグを持っています。

顔に関しては、個人的にほんのり日焼けをし、アイライナーの内側とファンデーションが白くない日本人女性が好きです。日本人女性はもっと香水をつけた方がいいと思います。香水はセクシーで、しゃれたものですから。

お勧めの化粧品ですが、私はゲランの香水が好きで、イディールを使っています。驚くほどいい香りがします。若くにきびがある女性にはプロアクティブをお勧めします。肌をとても早くきれいにしてくれますよ。

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CNNGo：ミス・ユニバースの衣装はどうしたら彼女達の美しさを強調したり反映したりすることができると思いますか？

リグロン氏：ミス・ユニバース・ジャパンはいつでも最新のトップデザイナーや日本の新鋭デザイナーのファッションを身につけることを期待されています。日本人女性は大抵の場合、きらびやかなものを着ることを恐れ、安全に保守的なファッションをするので、私はミス・ユニバース・ジャパンが最新のファッションを身に纏う状況を好ましく思っています。

ファッションとは芸術です。日本人女性は何を着ても似合うスリムなボディーを持っていることが多いので、彼女達の衣装を選ぶのが私の楽しみです。最適なスタイルを選ぶには、彼女達のその瞬間の性格を見極めなければならないので、毎回違う結果になります。

もちろん毎年私のミスをミス・ユニバースに送り込むための準備は異なります。でも一つ確かなのは、グッチを使うことが多いことです。グッチは日本人女性によくフィットします。事実、明日板井麻衣子はグッチの2010年スプリング・サマーコレクションで披露されたイブニングドレスを着る予定です。

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CNNGo：どうしたら女性はより美しくなれますか？

リグロン氏：私は美しさとは内面から滲み出てくると強く信じています。それは女性が年月をかけ育み、磨き上げるものです。

美しさとは知力、上品さ、教育、国際的な考え方が混ざったものだと考えています。見た目がよいだけの人ではすぐに飽きられてしまいます。いままで多くのモデル、女優やタレントに出会ってきましたが、身体的には魅力的でも立ち振る舞いが悪かったり、意見が無かったり、品の無いことをしたりすると、彼女達の内面が空っぽだということがわかり、人生で成功することはないだろうということが自然にわかってしまいます。口にするのが申し訳ないけど、私は女性は夜の家のようなものだと考えています。家の中に明かりが無ければ、人々を引きつけて、住みたいと思わせることができないのです。